得点を決めたのは、期待されていない伏兵ぺぺ、そしてラウル・メイレレスだった。
ただ、その得点に至るチャンスを作ったのは、
全国民の期待するまだ若いエース クリスティアーノ・ロナウドだった。
ポルトガルのデコ、トルコのエムレがそれぞれに作り出すリズムは、初めは互角だった。
しかし、次第に個人技の差、チーム力の差が表れ、それが試合結果にもつながった。
陽気なポルトガル人たちは、得点に熱狂し、勝利に酔いしれていた。
トルコ人の統率の取れた応援は、スタジアムの雰囲気を盛り上げてくれた。
この日、ジュネーブの小さなスタジアムは、熱狂の渦に。
2008.6.8